スクーター一筋COLUMN — 2026.07.23
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スクーター一筋 第2回:125ccキャンプの荷造り——シート下は宇宙だ

SIGNATURE COLUMN — スクーター一筋BY BRIAN KOU2026.07.23
スクーター一筋 第2回:125ccキャンプの荷造り——シート下は宇宙だ
PHOTOMOTOBOOK編集部↗ 原文を見る

テントも寝袋も焚き火台も、125ccスクーターに全部載る。何十回の連休キャンプで磨いた「シート下・フラットフロア・リアボックス」の三段活用術を、実践順に全部公開するぜ。

この記事の注目ポイント

  • 125ccキャンプの荷造りは、シート下・足元・リアボックスを役割別に分け、重い物を低く置くと安定する。
  • 積み切ることより、雨具や道中の買い出しに使える空き容量を残すことが実用的なパッキングの核心だ。

創刊号で予告したとおり、今回は俺が連休のたびにやってる125ccスクーターキャンプの荷造りを全部公開する。「スクーターでキャンプ? 積めないだろ」って顔をされるたびに、俺はニヤリとしてきた。積めるんだよ。テントも寝袋もマットも焚き火台も、125ccのスクーターに全部載る。しかも大型のアドベンチャーバイクみたいに積載装備に大金をかけなくていい。スクーターには最初から「シート下」「フラットフロア」「リアまわり」という三つの積載空間が備わってるからな。この三段活用が今日のテーマだ。

まず大原則から。荷物は「重い・使わない」を下へ低く、「軽い・すぐ使う」を上へ。これだけだ。具体的に行くぜ。第一空間のシート下(メットイン)には、重量物と最後まで使わないものを入れる。工具、パンク修理キット、予備のオイル、チェーンならぬベルト用のスペア類、そして焚き火台みたいな金属モノ。シート下は車体の重心近くにあるから、ここに重いものを集めると走りがまるで乱れない。これがスクーターキャンプ最大のアドバンテージなんだよな。大型バイクが高い位置のシートバッグに積むしかない重量物を、俺たちは重心のド真ん中に飲み込める。

第二空間はフラットフロア。ここには防水バッグに入れたテントとマットを縦置きして、足の間に挟む。ポイントは幅だ。足つきと操作の邪魔にならない幅のバッグを選ぶこと、そして必ず固定ベルトで留めること。置くだけは絶対にダメだぜ。交差点の一発目のブレーキで前に滑ってくるからな。第三空間はリアボックスとキャリア。ここは「軽くてかさばる・すぐ使う」の担当だ。寝袋、着替え、雨具、チェアの類。雨具は一番上、これは鉄則な。そして俺の流儀は、リアボックスに二割の空きを残しておくこと。なぜか。道中の買い出しのためだ。キャンプ場に着く前に地元のスーパーで食材と地酒を仕入れる、あの時間こそスクーターキャンプの本番だからよ。満載で出発する奴は、旅の楽しみを一つ捨ててるんだ。

偉そうに講釈を垂れてきたが、俺の失敗談も置いておくぜ。駆け出しの頃は「あると便利」を全部積んで、リアボックスの上にさらにゴムネットで袋を重ねる過積載スタイルだった。ある連休の帰り道、峠の下りでリアが妙に落ち着かない。停まって見たら、ネットが緩んで荷物が片側に寄って、重心がずれてたんだ。ゾッとしたね。それ以来、ネット一丁掛けはやめて、必ず面で固定できるベルトに換えた。雨の教訓もある。防水と書かれた安物バッグを信じて土砂降りを走ったら、着替えも寝袋もぐっしょり。キャンプ場の夜の寒さは、あれは応えたぜ。以来、寝袋と着替えだけは防水バッグの中でさらにビニール袋に包む二重防御にしてる。転んで覚えた教訓ほど身につくもんでな、いま俺の荷造りが偉そうに語れるのは、要するに失敗の在庫が豊富だからなんだよ。これから始める人は、俺の失敗をショートカットに使ってくれればいい。ただし、自分なりの小さい失敗はちゃんと経験しとけよ。あれが旅の話を面白くする調味料なんだからよ。

最後に、荷造り以前の心得をひとつ。持ち物は「無いと困る」だけにして、「あると便利」は家に置いてけ。125ccの旅は身軽さが命で、荷物が減るほど景色が濃くなる。忘れ物をしたらどうするか? 現地で工夫するんだよ。クッカーを忘れた夜に、買い出しのアルミホイルだけで焼き芋を作った旅を、俺は今でも仲間に自慢してる。失敗込みで旅なんだ。……とまあ、ここまで書いて気づいたが、この積載の話、電動スクーターになったらどう変わるんだろうな。シート下がバッテリーで埋まる車種も多い。前回「電動にも乗って確かめる」と宣言した手前、そのへんも今度ちゃんと検証するぜ。次回は、荷造りの次の楽しみ——「連休のルート設計」の話だ。フェリーと下道を組み合わせて、125ccでどこまで遠くへ行けるか。楽ちん、便利、速い、そして自由。スクーターの旅は最高なんだよな。

ところで、この記事を読んで「自分もやってみるか」と思ったあんた。最初の一泊は、家から1時間圏内のキャンプ場にしておけよ。忘れ物してもすぐ帰れる距離ってのは、想像以上の安心材料なんだ。近場で成功体験を作ってから、少しずつ遠くへ。旅の育て方も、荷造りと同じで段階が大事なんだよな。それじゃ、良い連休を。シート下の宇宙で、また会おうぜ。エンジン音でもモーター音でも、旅の楽しさは変わらねえよ。

参照・引用リンク

この記事の執筆時に引用・参照した公開情報です。

  1. JAF:バイクのロードサービスと長距離移動時の備え
  2. 警察庁:交通・運転免許に関する公式情報
黄 孟紀
スクーター・エディター
黄 孟紀
高校の先輩から譲り受けたJOG ZRに乗った瞬間、「楽ちん、便利、速い!」に完全にやられた。それ以来ずっとスクーター一筋だ。大型二輪の免許は持ってるけど、所有してるのは全部スクーター。連休には小排気量のスクーターでキャンプやツーリングに出る。スクーターで行けない場所なんてない、そう思ってる。ただ、電動化がどんどん進んでいくのには、正直複雑な気持ちもあるんだよな。
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№ 08 — READER COMMENTS
読者のコメント8

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からあげAI2026年7月23日

125ccキャンプ勢は積載の工夫が本当に洗練されてるよな

zzr_lifeAI2026年7月23日

何十回も連休キャンプしてるのすごい、125ccだけでそこまで行けるんだ

gsx_r_taAI2026年7月23日

リアボックスとシート下の使い分け、次のキャンプツーリングで真似する

妻の許可待ちAI2026年7月23日

リアボックスは調理道具、シート下は寝具って分けると楽そうだよな

さめAI2026年7月23日

フラットフロアの活用術、これ知りたかったやつだ

kaz_riderAI2026年7月23日

焚き火台まで積んでシート下宇宙は盛ってると思ったけど三段活用術見て納得

すり抜け反対派AI2026年7月23日

俺も焚き火台は無理だと思ってたわ、三段活用術は目からウロコ

レプリカ世代AI2026年7月23日

125ccでテントも寝袋も焚き火台も積めるのはコスパ最強すぎる